よく「左利きには天才が多い」といいます。
確かに、世界的に偉人とされているアインシュタインやミケランジェロ、ダヴィンチなども左利きであったといわれています。
果たしてこの左利き天才説は正しいのでしょうか?この左利き=天才説の根拠となっているのが脳みそとの関係です。
我々の脳みそは真ん中で2つに分けられています。これを左脳と右脳といいます。この二つの脳には役割分担がなされています。
左脳は、計算したり言葉を理解するといった論理的な思考を行う脳であるといわれています。
一方右脳は、感覚的なもの視覚や聴覚といったものの中枢に当たる脳といわれています。
この左右の脳は、それぞれとは逆の半身を支配しているといわれています。ですから、左脳は右半身を、右脳は左半身を支配しているのです。
ということは、動かす機会の多い利き腕の逆にある脳のほうがより発達するということになります。
左利きの場合、右脳の方が発達する傾向が強いということになります。
右脳は感覚的なことをつかさどる脳なので、美的な感覚が鋭くなる傾向にあります。こういった感覚が研ぎ澄まされると天才肌の人間になりやすいといわれています。
こういった理由から、左利き=天才という図式が広まったといわれています。
しかし、一方で左脳の発達が伴わないと、言語や計算といった論理的な思考が成熟しない恐れがあります。ですから、左利きの矯正をする親も少なくないようです。
左利きと右利きでは、圧倒的に右利きの人が多いということは広く知れ渡った、いまや常識ということができます。
では、具体的に左利きの割合というのはどのくらいのものがあるのでしょうか?
この左利きの割合について調べた人がいます。イギリスのある心理学の教授なのですが、彼は100年前にまでさかのぼって左利きの割合について調べたのです。
その研究結果は、非常に興味深い結果を出しています。
100年前の左利きの割合ですが、全体の約3%にしか過ぎなかったといわれています。
ところが、時代が現代に近づくに連れ、左利きの割合は大きくなっているのです。
現在の左利きの割合は11%にまで上昇しているといわれています。
左利きの人が単純に増加したとは考えにくいでしょう。そこで、ここまで左利きの割合が上昇した原因として、矯正を強いる親が少なくなったことが大きいと考えられています。
今は、左利きによって、何か処遇面で差別を受けることはありません。
そこで、矯正という苦痛を強いる必要はないのではないかと考える人が増加したため、矯正せずに左利きの人が増えたというのが真相と考えられているようです。
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